品番 #36432 #40850 [marklin]
今回は、ドイツ鉄道(DB AG)クラス232形、ニックネームが"Ludmilla/リュドミラ(ロシア語圏・ブルガリア語圏での人名のようです)"と呼ばれてる、重量級ディーゼル機関車です。機番は232 357-4です。
この機関車について、いろいろと調べてみました。元は東ドイツのクラス132形です。東ドイツ時代、クラス132は、非電化路線の急行列車や、重量が1800〜2200トンの石炭または石灰列車など、高速または重いもの全て牽引していたそうです。機関車自体は、ウクライナの会社ロコモティフ・ファブリーク・ヴォロシロフ・グラード(現在のルガンスク)によって製造されたようです。ユニットは旧ソビエト連邦から東ドイツに輸出されたようです。東ドイツの話がでてきましたが、1989年11月9日のベルリンの壁崩壊の数年後、1995年前後の姿を模型化しているそうです。
このビデオでは、この機関車が途中から客車を牽引しています。客車のほうは1976年頃姿を模型化しているそうです。時代設定がズレていますが、そこはヒストリック・トレインの設定ということで。
本機は、2018年の新製品です。機関車は、mfxデジタルデコーダーが備わってます。しかも豊富なサウンド機能を備えていて、ビデオ内でも、いくつかのサウンドを聞くことができます。とてもスムーズで、静かな走行が可能です。トリプルヘッドライトとデュアルレッドマーカーライトは、進行方向に応じて切り替わり、デジタル操作で個別にオフにすることができます。
ここからは、東ドイツの客車セットです。品番は#42980、客車5両セットです。
この客車セットは、Inter-Zone Express と銘打ってます。Y/B70、このタイプの客車は、1980年代まで、ベルリン-西ドイツ間のトランジット列車、東ドイツ連邦共和国(ゾーン間列車)、その他の国際長距離列車の優先車両となっていたようです。同じタイプの客車は、チェコスロバキアとハンガリーのMÁVにも導入されたようです。
たぶんですが、Y/B70の70は、1970年の70のようです。
2016年の新製品です。メルクリンが発売している客車セットですが、製造元はTillig社です。コラボ企画、またはOEMというものでしょうか。最近ですとPiko社とコラボ商品があるようです。
近年、メルクリン社が東ドイツモデルをリリースしだしているので、商品展開というか、その一環でコラボ企画していたんでしょうね。
先ずは、#42980-01です。屋根の断面形状が、独特です。中央が尖がってます。
#42980ー01は、荷物室と2等の合造車です。
#42980-2は、2等車です。
#42980-3も2等車です。基本的には、#42980-02と同じです。
#42980-04は、1等と2等の合造車ABmeです。
そして、#42980-05は、食堂車です。全長が短いのが特徴でしょう。Y/B70とは系統が違うようです。
食堂車の反対側、左右のサイドで窓の形や数が違います。食堂車ならでは、ですね。
ということで、元東ドイツのディーゼル機関車が牽引する、東ドイツの客車列車でした。